蛍の光

post 2008/12/29

第21回


2008年も、あとわずか。
皆さまにおかれましては何かとご多忙の毎日をお過ごしのことと存じます。 
いつもキャンシステムの有線放送をご利用いただき、また今ブログにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。
本年も皆さま方の温かいご指導とご支援のお陰をもちまして、無事に年の瀬を迎えることができました。
来年もまた皆様の一層の、ご自愛をお祈り申しあげます。

さて2008年最後となるテーマは「蛍の光」
前回の「第九」と同じく有線放送のBGMにとって最も重要な不滅の曲なのであります。

蛍の光(原題:Auld Lang Syne)
「別名 別れのワルツ」
お店の閉店時に欠かせない閉店用BGMです。
原曲はスコットランド民謡で4拍子の曲でしたが、
1940年、映画『哀愁』でワルツに編曲されて使用されたそうです。
1947年に『哀愁』は日本でも封切られ、映画とともに、ロマンティックな別れのシーンで使用された「別れのワルツ」にも人気が高まりました。

当時、日本でのレコード発売にあたって原曲の音源が海外から入手できず、
日本の作曲家、古関裕而(コセキユウジ)氏に採譜・編曲を依頼。
アーティスト名はコセキユウジをもじってユージン・コスマン楽団として発売したところ、大ヒットし、
デパートの閉店時、パチンコ店、ナイトクラブ、キャバレーなどで流れたのが、きっかけで閉店時にお客との別れを惜しむ曲として人気が定着したようです。

今も有線やお店で流れる「蛍の光」はこの当時のテイクを使用していて、60年以上閉店時の定番音楽として使用され、今では公共施設、商業施設全般に幅広く利用されています。

同じくスコットランド民謡の「アニーローリー」も閉店時のBGMとして利用されていますが、「蛍の光」を利用するお店のほうが圧倒的に多いです。

日本人の多くは出だしのピアノのメロディーが始まったとたん、情景反射的にぐっと別れの雰囲気がイメージされ、お客さんも“もう帰らなきゃ”という気持ちになり、わざわざ店員さんがお客に閉店を知らせる必要がなく便利なお知らせ音楽として利用されています。

有線放送では、この曲を1チャンネルで24時間繰返し放送しているので、お店がどの時間でもチャンネルを合わせれば閉店音楽が流れるよう対応しています。
また閉店間際のスーパーなどでは、この曲がかかり出すと客があわてて、あれもこれもと買い物カゴに入れるという購買意欲を促進するという意外な?効果もあるようです。

という訳でココ日本では閉店時以外に絶対に「蛍の光」を流してはいけないのです!
海外のクリスマス・アルバムやクリスマス・メドレーの一部、またアレンジの一部には
「蛍の光」が選曲されていることが多々ありますが、日本においてはちょっとでもこのメロディーが入っていたならば、お客さんは閉店時間が来た。さっさと帰らなきゃ。
ということになり音楽が大切なお客様を帰らせてしまうという一大事になります。

我々も厳重に注意しながら番組を発信してゆきたいと思います!

さて来年2009年も皆さまにいい音楽をお届けできるよう
編成部一丸となって頑張っていきますので引続きよろしくお願いいたします。
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